きをつけと前ならえ
小学校のころに、死ぬほどやらされた「きをつけ」と「前ならえ」ですが、その姿勢に良い、悪いがあるのをしっていましたか?
まっすぐにのばせばいいってもんじゃなかったのです。
先生は教えてくれなかったけど、これをやると身体の歪みチェックができるんですよ。
正しい「きをつけ」と「前ならえ」とはどうなってること?
では、問題です。
みなさん「きをつけ」をしてみてください。
その時、ひじの内側はどこを向いていますか?チェックしてみてください。
- ひじの内側が身体のほうを向いている
- ひじの内側が正面を向いている
次に、「まえならえ」をしてみてください。ひじの内側はどこをむいていますか?
- 左右のひじの内側が向かい合っている
- 左右のひじの内側は上を向いている
それでは答え合わせです。
正解は両方2番です。
悪い「きをつけ」と「前ならえ」
では、1番はなにがわるいのかといいますと、ひじの内側が体のほうを向いていたり、向かい合わせになっているということは、ただひじがねじれているというだけでなく、肩が前に入っていたり、猫背になっていたりするのです。すると、ひじの内側も内向きになります。肩が前に入ったり、猫背の状態は腕は肩甲骨とくっついているので、肩甲骨を外側に広げてしまい、可動域を狭くしてしまうのです。
良い「きをつけ」と「前ならえ」
ということは、よい「きをつけ」と「前ならえ」はひじが正面を向いている、上を向いている状態ですね。
これは、肩がしっかり開いている状態、肩甲骨がちゃんと寄っている状態なのです。
良い「前ならえ」をするには、親指の動きが大切です。
両方の手のひらを上に向けて、手を伸ばします。するとひじの内側は上を向いています。その
状態から手のひらを親指が上に向くようにして「前ならえ」をしてみましょう。
すると、きれいな「前ならえ」できます。
悪い「前ならえ」になってしまう人は、親指を何度か外側に向けてみてください。自然に正しい状態になってきます。
「きをつけ」をするときは肩を後ろ回しして肩を開きます、そして、肩甲骨を寄せるようにしてから、まっすぐ腕を下します。それでも、内側をむくときは、やはり親指を外向きに何度か動かすと肩が開いて、ひじも正面を向いてきます。
骨盤力の3ステップで立つときにも、親指の向きはとっても大事なのですが、ここでも親指はポイントですね。
親指の向きで、肩が開いたり、腕のねじれがとれたり…。
ちょっとした姿勢をリセットするのに、親指って大切なんですね。
ということで、あなたはこれで「きをつけ」と「前ならえ」のプロですね。
子どもたちの「きをつけ」と「前ならえ」はどうなっているかしら?