根を張って生きる木
お誕生日に尾瀬に行ってきました。
水芭蕉が咲き誇り、新緑が眩しいステキな季節。
森の中を歩いていると、雪解けしたところから、新芽を出して咲いているかわいい花たち
見上げると、ブナや白樺の新緑がさわさわ音を鳴らしています
カッコーが大きな声で鳴いていたり、野鳥のさえずりが心地いい。
この時期のだけに鳴く春蝉って知ってますか?山を下って行くと、春蝉時雨と言うように賑やかです。
湿原の周りではカエルの合唱も。
雪は木の周りから少しずつ円を描くように溶けて行きます。
あぁ〜。私は生かされているなぁ。
大自然の中にいると細胞のひとつひとつが喜んで元気になるのがわかるんです。
人も自然の一部だと実感できる。
実感したくて、山に行きたいのでしょう。
山に登っていると、いろんな形をした木々に出会います。
冬の間の風雪にじっと耐えて、何百年もそのままそこにいる。
どんなに過酷なときだって、そのままを受け入れ、様々に形をかえながら、根をしっかり張って生きている。
本当にたくましいよね。
私もこんな風に、何があっても柔軟に形を変えながら倒れない木になりたいって思います。
上へ上へとまっすぐに伸びている木もいいけれど、私はこんな風に変わった木が大好きです。
ひとつひとつの木に
今日は会えて嬉しかったよ!ありがとね!
と言いながら歩いて行くと、私の心が満たされる。
どんなに大変なことがあっても、つらいことがあっても、しっかり根を張っていれば大丈夫だよってことを教えてくれる大切な存在。
そんな木々たちからパワーをもらいに、私はまた山に行く。